今日はお仕事としての法事があった。
始終、楽しい場でありました。
「正信偈」はみんなで唱和したいと思う私は、読めるか読めないかに関わらず、正信偈が載った本を持参していくことにしている。
年配の方は意外と読める。出だしはゆっくり、徐々に速くしたり、遅くしたり。ページ数も伝えながら、合うか合わないかも問わず、できる限り「みんな」で唱和する。
お話は故人の印象と、この場にて様々な人や場にて教わっておることを、絵本を通して確認させてもらうことにしている。
絵本とはこちら。
故人を縁として、お参りし、集い、語らうことで、その故人が「よろこぶ」ということを述べています。
これはお念仏の理論にも適っておると思う。
一度、あるご法事にて、このような話をすると、お一人の方が、
「今日は死後の話をしてくださり、ありがとうございました。」
とおっしゃった。言われたときはピンと来なかったが、死後はイマココかと思い知らされた。死後は判らない。しかし、死後がこの場かと想うと私は一安心する。
ある意味で私自身の為に話しているところもある。
私には法事は大切なこの場であり、尊敬を込めて「ご法事」と呼び、多くの大事だなあと思わされることを知る場でもある。もちろん、きついこともあるけれども、だとしても学びの場として大切な時でもある。