雲住記

あるお寺に住まいし者の記録

『事象そのものへ!』池田晶子

お題「この前読んだ本」

 

禅は、自らがそれを仏とか神とか言いながらも、そのように言われている絶対的なもの、究極的なものの一切を、決して実体的に措定しない不断の運動そのものである。

(178頁)

著者はこのように述べるが、「禅」ではなくとも、「念仏」でも同じである。

念仏は単にとなえることだけではなく、「不断の運動」でもある。

わかる

わからない

ではない。

最近、一読してみて、様々なことを教えてくれた書籍であった。