これは所属する宗派の業界用語の一つ。
住職さんが「お寺をお預かりしています」と言われることがある。
「お預かり?」
歴史的には当てはまるお寺と当てはまらないお寺がある。
ある檀家さんが同じ檀家さんたちの代表として、お寺や道場の管理人となった場合、これはお預かりしていると言える。
しかし、住職が造った庵で檀家が増えたことで寺院化した場合もある。
つまり、みんなが一様に「お預かりしています」というのはあり得ない。
だから、私の場合は「お預かりしています」とは言えない歴史のお寺に住んでいるので言わないことにしている。
業界用語は他にもあって、業界用語だとは気づかずに話している方がとても多い。
お寺や所属する宗派によってマチマチ。
私は出来るだけ用いないようにしている。